場所 | 長野県木曽郡上松町/大桑村 |
年月日 | 2012年3月20日 残雪期日帰り |
天候 | 晴 |
山行種類 | 残雪期籔山 |
交通手段 | マイカー |
駐車場 | 赤沢自然休養林に駐車場あり |
登山道の有無 | 正式登山道は無しだが、植林作業道が存在する可能性が高い |
籔の有無 | あり |
危険個所の有無 | 無し |
山頂の展望 | 無し |
GPSトラックログ (GPX形式) | 無し |
コメント | 阿寺山地の名を冠す山頂だが山域の最高峰ではなく、登山目的で登られることはほとんどない超マイナーな山。ネット検索で引っ掛かったのは数行の文章の1件だけでほとんど情報は得られなかった。地域的に残雪の期待は薄いが、赤沢自然休養林に車で入れるようになった3月中旬に決行。計画では中立沢右俣/左俣に挟まれた尾根を往復予定だったが、地形図の平沢橋の位置が実際と異なっていたため尾根を一本間違えて中立沢右俣左岸尾根を登ってしまい、帰りに中立沢右俣/左俣に挟まれた尾根を下る周回ルートとした。 笹藪はおよそ標高1500m以上で登場。それ以下は檜樹林だが手入れされておらず、細い檜や檜幼木が密集して強固な籔を形成している個所も多く、特に中立沢右俣左岸尾根の標高1350m以上は尾根直上は檜籔で進むのが難しく、南側直下を巻いた。1470m峰西側も強固な檜籔で一度谷に下ってから1543m峰に登り返した。1543m峰は西〜北の展望良好。次の1540m峰までの短い区間のみ刈り払われた作業道あり。西に下っていたので北西の林道とつながっている可能性あり。無雪期はそちらの林道からアプローチした方がいいかもしれない。 1540m峰から山頂までは笹原だが今回はほぼ雪の下。山頂近辺は檜植林で展望なし。積雪は3,40cmで地形がなだらかなため三角点探索不能。 山頂から東尾根はなだらかで樹林で展望なしのためルートファインディングが難しく方位磁石と地形図と首っ引き。1515m峰がいい目印。これを越えると尾根らしくなるが1470m付近で笹が消えるが檜籔。1460m肩で北に分岐する尾根を見落とさないよう要注意だが目印があってビックリ。1366m標高点先の1350m肩には索道用木製櫓が残っており、ここから北東尾根に乗るが、ここは籔っぽく尾根起点が分かりにくい。その後は明瞭な尾根を辿るが籔無し&踏跡無し。 尾根末端付近は地形が不明瞭となり、沢出合に達する前に中立沢左俣に出てしまったが、岸近くは傾斜が緩く安全に横移動し右俣/左俣出合へ。心配していた渡渉は石の配置が良好で問題なかった。中立沢右岸を少し歩くと遊歩道に出た。ワカン、アイゼン、ピッケルを持っていったが登場機会はなかった。 |